7/4水害から2年

明日7/4、球磨・人吉地域などを中心とした大水害から2年になり、球磨・人吉地域は祈りに包まれています。私は、水害で被災した石蔵を改修した人吉市紺屋町のイベントスペース「asobibart街蔵」で行われた追悼イベントに参加してきました。
たくさんの追悼のキャンドルが輝く中、地元で100年以上続く老舗醤油会社「馬場醤油店」の社長夫妻による追悼コンサートが開催されました。社長はテノール歌手、奥様はピアニストというお二人の息の合ったコンサートに、皆が聞き入っていました。中島みゆきの「時代」を歌われた際には、涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。
実は「馬場醤油店」も被災し醤油の製造ができなくなりましたが、自社醤油のレシピを他社に製造委託して販売を再開し、今は仮設店舗で復興に向けて頑張っておられます。社長夫妻も被災者なのですが、仮設住宅などへの慰問のコンサート活動を続けておられます。本当に頭が下がります。
水害からの復興は遅々として進んでおりませんが、このように前を向いて復興に取り組む多くの中小企業・小規模事業者の皆様の少しでもお役に立てるよう、精進することを改めて決意しました。